黒実 音子のラテン詩(El Sventramento)一覧
この世界について
あるいは、そこで蠢く肉(カルネ)が歌う詩について▼大量に打ち上げられたヒトデ達の死骸に幸いあれ (アルガエのファド)
▼ガリラヤの海 打ちひしがれる不幸から、焚火の前での幸福な団欒 QUIA VIDISTI ME, CREDIDISTI. BEATI,QUI NON VIDERUNT ET CREDIDERUNT!
▼海藻L.ochroleucaとEchinus esculentusによる魂の罪の償い▼カルネ・レヴァーレの黒いナメクジ
▼人間の肉に鉄という病を撃ち込んで脂質過酸化を起こして無意味に死ぬ
▼建築物
▼ムール貝 MYTILUS GALLOPROVINCIALIS
▼ムール貝 MYTILUS PLATENSIS
▼ムール貝 MYTILUS CHILENSIS
▼ムール貝 MYTILUS TROSSULUS
▼les sentiments de tristesse sont très intenses 下層ガルニの憂鬱
▼道(エル・カミーノ)
▼死後硬直(EL RIGOR MORTIS) ~死んだ友に捧げる詩~
▼コピアポア・シネレア
▼サレマ・ポーギーの血
▼死体とは生者に最も近い模造品だ
▼ドロレス顎口虫▼マグロ
▼墓地Ⅰ
▼墓地Ⅱ
▼終止
▼熊
▼デルメスタリウムDERMESTARIUM (IL CIMITERO ABBANDONATO DELLA DAROLA)
▼吸血鬼
▼人生
▼墓碑銘
▼おお、偉大なる羊蠅(ボラ)よ!!▼Natividad(クリスマス)
▼人生とは海辺に打ち上げられた魚の骸だ
▼穢土の蛆
▼緊張する肉(Tétanos)
▼残った心臓の周囲の肉だけで我々は自分を自分だと認識している
▼蝗害 ラ・ペスタ・アクリジエン(dévorent)
▼Epulopiscium fishelsoni
▼他者の葬儀を笑うという俗悪さではない
▼控書の供養
▼外周性の窪み(Reentrância estromboide)
▼バルサルバ洞の空虚な暗闇の様に・・
▼ああ、イエスの骸の脇腹を這った腹足類よ・・
▼心臓血管系(カルディオバスコラル)
▼魔廊
▼プセウドモナスの供物
▼心臓血管外科医のファド
▼そこに意図しない肉(セル)
▼内湾
▼魔女チェ・ミゼリアのつぶやき
▼魔女ソレア・ダ・ソレアレスのつぶやき
▼AQUA MALA 悪い水
▼死の水
▼エリセイラの球体
▼納骨堂のヴィオラ・ダ・ガンバ
▼顔の癌で惨めに死んだ者 QUI PER INFIRMITATEM FACIE CANCERATA MALE OBIIT ITA UT MORS
▼囲蛹殻のファド
▼血管に油脂を蔓延らせ
▼維管束
▼死者の耳からハサミムシが這い出る夜に
▼海岸の死 Gracilariopsis lemaneiformis
▼奇網Rete mirabileのファド ~あるいは喀血する病人のファド~
▼アイスランド貝
▼ああ、私の骸は沢山のヨーロッパエゾバイ貝に貪られ・・
▼カルソッツ
▼サルデーニャで食されるSpondylus gaederopus(脊椎炎の牡蠣)についての詩
▼蟻のたかる死
▼エボシ貝(ピエ・デ・カブラ)
▼無額嚢節のフーガ
▼ああ、私の肝臓には巨大な肝蛭が住まう
▼この世の生き物が、何かを押し砕く音のソナタ
▼Daurade rouge malade
▼犬蠅
▼悲惨の王国 Reino de las miserias
▼Pé ambulacrário
▼この冷徹で救いのない完全なる世界で、神の愛に抱かれて
▼除草剤
▼寝室を叩くドアの音からは逃れられぬ
▼負けた犬の誇りを抱き
▼A・FLAVUS ~またはPulmón del minero de carbón~
▼不活化
▼疎外 Entfremdung
▼傷つく事も、血を流す事も、 愛し合った事も含めて・・
▼正しい者を正しい場所に、 相応しい者を相応しい場所に
▼MARISCADORES ~貝を漁る漁師達~
▼蠅も集らぬ腐敗
▼息絶えた芝居
▼幽門
▼排水溝のキリスト
▼形態素
▼El Sventramento
▼最早、蠅も集らぬ砂の中で
▼泥亀 tortuga de pecho quebrado
▼沈着
▼私は乾く
▼エル・ピコロコ ~名も知られずに消えてゆくフジツボ達に讃美を送らねばならぬ~
▼朝には再びそれを土に戻さねばならぬ
▼内戦の屍 ~または魚の食べ方~
▼線虫による機能性イレウスに苦しむ我々の肉体の苦痛
▼多くの汚名を伴って ~象徴の肉片(カルネ)~
▼蟬脱 desquamare
▼泥
▼この世で最も称賛に値しない者こそが真実の詩を書き
▼キリストの歩んだその道を
▼墓の魚
▼魚の火葬場
▼珪藻土のファド
▼信仰
▼救われない事こそが救いなのだと
▼だからこそ信仰は尊いのだ
▼ラ・メルド 「モントーパンの炎」というミュゼットにつけた詩
▼ボニー&クライド
▼納骨堂のキリスト [動画を観る]
▼友よ、入りたまえ [動画を観る]
▼第二の社会
▼魂の闇夜 Noche oscura del alma
▼悪臭を嫌う不埒な者を [動画を観る]
▼ああ、我がすばらしき友人へ [動画を観る]
▼芸術
▼権威者は、 蘇った腸抜き死体故に
▼鍛冶屋のミサ
▼リンゴマイマイのミュゼット [動画を観る]
▼パリでアリスはスキップする(チェンバロと道化)
▼パリでアリスはスキップする(サーカスと道化) [動画を観る]
▼ゴミ捨て場の信仰
▼魚介類の葬儀
▼蚯蚓(ミニョーカ)のファド
▼腐敗した病人の躯に、ああ、光よ、訪れよ
▼我々は死んだ貝に一方的に話しかけている
小説(文学)系、戯曲系作品一覧
Obra de teatro , novedoso
スペイン語、ポルトガル語文化圏の視点で書く、魔女や死者達のマジックリアリズム文学など
魔女達のユーモラスな物語
「墓の魚」文学に登場するオリジナルキャラクターの魔女達一人一人の短編物語。
ユーモラスに語られる人間風刺です。
▼魔女ポリリャ・デ・クルパ(罪の蛾)
▼魔女マリー・ド・アスティコット(蛆虫のマリー)
▼魔女エスケレード・ポードリ
▼魔女ガラパタ
▼魔女カルタ
▼魔女コルタ・エル・バカラオ(鱈切り)
▼魔女ペス・カンポサント(墓の魚)
▼魔女ウオイ・デ・ジャブチ(赤足亀)
▼魔女シュワレチェ・デ・ヴイヴィリオーティカ
▼魔女ラ・ガンティエール
▼魔女コルボ
▼魔女ニャルコ・ピラール
▼魔女カマリーリャ(党員)
▼魔女カランゲージョ(ファド歌手)
▼魔女ガラ・ダサ(老獪な百姓娘)
▼魔女チェ・ミゼリア
▼魔女ドマンドルクス・ド・ラ・パリュ1
▼魔女ドマンドルクス・ド・ラ・パリュ2
▼魔女ラ・ヴォアザン
▼魔女エル・マゴット
▼魔女ゾエ・ド・ラ・ヴォルド
▼魔女アクトゥリス
▼魔女カラバサ・ベネノサイベリアのサバト
黒実が作った妖しい戯曲(劇の台本のような読み物)作品集の一つ。
スペインの魔女集会(サバト)での魔女達の奇妙な対話を描いたもので
それぞれ朗読テキスト、劇台本、楽譜などの四つのテキストにより構成されています。
サバトで語られる人間風刺たっぷりの辛辣な会話をお楽しみ下さい。
肉腫のキリエ
Kyrie Sarcome
人間に巣食う病と、数学的な真理と、キリスト教の救いを書いた、この世の死生観を語った詩。
腐敗槽(下水)に住む原生生物や細菌達の10の詩
Protista y Bacteria que viven en las aguas residuales. diez poemas
下水に住む様々な微生物に纏わる宗教詩
前書き
▼ファド
ルジタニア的な四つの前書き
序論▼ファド・ポトミーダ・リトラリスの詩 序論INTRODUCCIÓN(テキスト)Ⅰ
▼ファド・ポトミーダ・リトラリスの詩 序論INTRODUCCIÓN(テキスト)Ⅱ
▼ファド・ポトミーダ・リトラリスの詩 序論INTRODUCCIÓN(テキスト)Ⅲ
▼ファド・ポトミーダ・リトラリスの詩 序論INTRODUCCIÓN(テキスト)Ⅳ
前奏詩
▼ファド またはABATE DE FADO
▼下水道の中に差す光の尊さを讃え
▼下水の女神本論
▼ⅠPOTERIODENDRON PETICLATUM
▼Ⅱ
▼Ⅲ
▼Ⅳ
▼Ⅴ
▼Ⅵ
▼Ⅶ
▼Ⅷ
▼Ⅸ
▼Ⅹ結論
▼Ossa pestifera(疫病の骨)
▼
ラテン語と巻貝のカンティクム
Canticum de latín y caracol
墓地に飾られるハバナの巻貝に関するキリスト教詩
シナクシス
▼Ⅰ コンク・コンフィテオール ~ハバナの巻貝(何千もの亡骸に加わる為に)~
▼Ⅱ コンク・イントロイトス
▼Ⅲ コンク・キリエ
▼Ⅳ コンク・コレクタ
▼Ⅴ コンク・グラドゥアーレ
▼Ⅵ コンク・トラクトゥス
▼Ⅶ コンク・ディエス・イレ
▼Ⅷ コンク・チューバ・ミルム
▼Ⅸ コンク・レックス・トレメンデ
▼Ⅹ コンク・レコルダーレ
▼Ⅺ コンク・コンフタティス
▼Ⅻ コンク・ラクリモーサ[神と荒野における腐肉達のダンス] 五つの詩
Baile de carroña en el camposanto Cinco Poemas
人間社会とは別の場所で人知れず死んでいく動物の死骸達が、荒野で踊る様子を描いた神学詩集。
サトゥルニア・ピリに関する14の詩
14 poemas sobre Saturnia pyri
ポルトガルの巨大な蛾(サトゥルニア・ピリ)、破傷風と社会主義
カプノサイトファーガ・カニモルサスの犬の詩、蟇蛙を土に埋める聖母マリア・・
公演の為に書かれた14の厳粛なラテン・キリスト教詩。
▼Ⅰ十字架を肺に突き刺され
▼Ⅱチフスの莢膜の様に
▼Ⅲ悍ましいカニモルサスの毒を持つ犬が歩き回る墓地で我々はミサを行わねばならぬ
▼Ⅳ貧者の魂はブドウ畑ではオペラの様には響かぬ
▼Ⅴああ!! 鱗翅目は神の栄光の切れ端ゆえ
▼Ⅵマンゴーの木の下の黒いジュンジュン
▼Ⅶ埋在生物 Infauna
▼Ⅷ歳だけ経た迂遠な契約書が我々を監視する世界で
▼ⅨDesulfovibrio
▼Ⅹ呪われよ、アカントスペルムゥムや、ショウジョウソウモドキが繁って死んだ道を顧みる事もしない者は
▼Ⅺ死者の頭蓋(クラーニョ)の潰れる音で
▼Ⅻ吐瀉物
▼XIII潰瘍の乗組員達は人間の知らぬ神学の話をデエー腺で囁き合う
▼XIVサトゥルニア・ピリ渦鞭毛藻に関する20の詩
20 poemas sobre Dinophyceae
社会から隔絶された三つの原虫ミサ
~ミサ・アピコンプレックス~
病理学や微生物学の生と死の世界を、キリスト教的に解釈し、淡々と真理を綴る詩集。
【イントロイトス(序幕のミサ) INTROITUS】
■「ミサ・ベントニコス MISSA BENTÓNICOS」
■「イムヌス HYMNUS」
■「墓地の憐れみの讃歌 CEMENTERIO KYRIE ELEISON」
【土壌の劇 HUMUS GAME】
【コクシジウム詩 本幕】
■「Ⅰ囊胞体(オーシスト)」
■「Ⅱスポロシスト」
■「Ⅲメロント」
【終課 COMPLETORIUM】
【Ⅰ標本の作製】
■「マラ・アリア MALA ARIA」
■「ある程度は綺麗な水」
■「腸の埋葬 ENTIERRO DE ENTERO」
【Ⅱ歪な染色液】
■「螺旋階段の下のキリスト (罪の肉を抱えて)」
(執筆中)
「簇虫」グレガリナ連詩(甲虫の埋葬歌)
(執筆中)小劇の為の前狂言
道化芝居で道化が語る為に黒実が作ったテキストです。
▼遷移 Sucesión ecológicaⅠ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅡ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅢ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅣ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅤ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅥ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅦ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅧ [動画を観る]
▼遷移 Sucesión ecológicaⅨ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅩ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅪ
▼遷移 Sucesión ecológicaⅫ
▼遷移 Sucesión ecológicaXIII▼遷移 Sucesión ecológicaXIV
© Neko Kuromi